今日も長いよ(笑)
さて、アーミッシュの教会になんとかたどり着いたワタシたち。
頼みのジュエルには連絡つかず、どうしたもんかと思っていると、
一人のアーミッシュの女性
(当たり前です。私らかなりな異邦人)が
「ハァイ!どうしたの?」
なんて気さくな!!
ジュエルを訪ねて来たことを伝えると、
「中にいると思うから、いっしょにいきましょ♪」
って、
やさしいです~(涙)
やっぱり、アーミッシュの教会って、彼らの宗教的な中心、
心のよりどころ!
ズカズカ入っては行けないなぁ・・・ってこわかったんですよね(^^;
あ~、よかった。
入ってみると、中はもう、賛美歌が・・・
溢れていました。
なんと表現したらいいのかわかりません。
楽器はいっさいなく、純粋なアカペラ。
ものすごく美しい、清潔きわまりない・・・
そして、ものすごくハモってます。
入り口近くにいたジュエルが迎えてくれて、
トーさんと、彼女もいっしょに着席。
教会の中はこんなです。
かなり広いです。
簡素で素朴な造りですが、清潔でさっぱりとしていて、
窓からの風がすばらしく心地いい、
美しい場所。
彼らにとって教会は、純粋な集いの場所。
便宜的に教会と呼んでいますが、
集会所というのが正しいかもしれません。
往々にして権威の象徴となる「教会」を
作ってはならないのだそうです。
ここは小学校もかねているようで、教室もいくつかありました。
(彼らは学校もコミュニティーの中に持っています)
まさか写真を撮ることなど思いもよらなかったので、
これは、ある方からお借りしたビデオを再生中に撮影したものです。
そのビデオは、なんとNHKスペシャル!
もうずいぶん前に、アーミッシュキルトの取材で
NHKがこの教会を訪ねていたのですって!
びっくり
こちらもそのTV 番組から・・・
TVを見ないはずのアーミッシュがなぜこんなものを・・・
と、お思いでしょうが、その謎はまたのちほど(^^
9:30~9:45 次々と賛美歌が歌われました。
あまりにも素晴らしいハーモニーに呆然。
楽譜を見せてくれたので確認すると、
男性2部、女性2部の四部合唱。
誰かが、「では何番を・・・」と、言うと、
別の誰か一人が最初の2音を歌い始め、
全員で合唱・・・といったかんじ。
実は、アーミッシュの人と話をして、驚いたことのひとつは、
彼らの声。
ジュエルも声量たっぷり、と言いましたが、
ものすごくクリアーで鮮明な英語を話すのです。
小声で話していても、クリアーで鮮明。
声優さんとか、俳優さんのよう。
あとで、図書館のサンドラに、なぜだろう?と聞いたところ、
このコーラスを子供のころから続けているので、
ある種のボイストレーニングを受けた人たちのようになるのだと思う。
と、言っていました。
彼女もいつも彼らの発声に驚くのだそうです。
さらに言うと、
彼らは何ヶ国語かを話すトレーニングを受けていることがあるので、
口の筋肉が発達している・・・のかも?
とにかくカツゼツがいいのです。
私にとっては普通のアメリカ人の英語よりはるかに聞き取りやすく、
大変ありがたい、嬉しい発見となりました。
賛美歌が終わると、おもむろに村の長老が祭壇でお話をはじめます。
ビーチアーミッシュの教会は神父様はいなくて
長老たちがその役目を務めます。
9:45~10:00、2人の長老?のお話があって、終了。
このあと、子供たちは地下の図書館でお勉強。
大人は、男女別々に10人ほどのグループに分かれての
聖書の勉強会が開かれます。
10:00~10:30
私はジュエルのグループに入れてもらうとして、トーさんは??
知り合いも誰もいないなぁ・・・困った~と、思っていたら、
救世主登場!
このコミュニティーには、なんと、
日本人男性がいたのです!!
しかも、彼はトーさんの知り合いなのです。
ヒロミさんといいます。
彼は、37年前にこの地に来て、アーミッシュの女性と結婚!
去年まで、トーさんの会社の工場で働いていたのです~~!
そう、この方が、前述のビデオを貸して下さいました。
きっと、NHKのスタッフが取材時にお世話になったヒロミさんに
送ってきたものだと思われます。
彼がこのコミュニティーの人だとは知らなかったトーさん。
ヒロミさんも、なぜトーさんが教会にいるのかわからずビックリしていました。
トーさんはヒロミさんのグループに。
天の助け!?
さて、勉強会ですが、様々な年齢のメンバーで構成されていて、
どうやら一番年長の方がリーダーのようです。
「今日はここを・・・」と、聖書の一節を読んで、
「これってどういうことだと思う?」
と、みんながそれぞれ、
「これはこういうことなんじゃないかしら?」
「ここはとっても美しくて大好きだわ」
などと、なごやかに、語り合っている感じ。
図書館で会った時も
ジュエルは教義について色々と説明してくれたのですが、
19歳でここまで詳しく色んなことを説明できるというのは大したもんだ。
と、驚きましたが、こういうことを毎週毎週やっているからかぁ・・・
と、感心。
私が最も疑問に思っていた、
彼らの神様と彼らの服装にはいったいどういう関係があるのか?
との問いに、彼女はこう答えました。
ひとつは、慎み深くあるため。
慎み深くあることを神は望んでいるのです。
もうひとつは、アイデンティティーのため。
自分が何者であるか忘れないため。
「それっておまわりさんがおまわりさんのかっこうしたら
おまわりさんらしくいようとする・・・ってのといっしょ?」
(アホ丸出し?)
と、聞くと、
そのとおり!!
って、言ってました(^^
いい子ですね、ジュエル♪
勉強会が終わると、再び、集まって、一週間の出来事や、近況の報告会。
ここで、やっと、テレサとその娘が合流(^^;
なにしててん?
長老?が、何かありますか?って聞くと、それぞれが、
どこの〇〇さんの手術がうまくいって、回復に向かっています。とか、
だれそれが病気で入院しました。みなさんいっしょにこの歌を・・・
と、全員で唄いだしたり、
遠方に住む知人のバースデーパーティーに行ってきた話とか・・・
これが10:30~12:00まで。
終了~~。
と、思ったら、続々と人がやって来て、ジュエルに
「友だち?紹介して!!」とか、
「ジュエルの叔母です」
「ジュエルの母です」
「ジュエルの友だちなの!」
「ここに住んでるの?」
「何処から来たの?」
「どこで知り合ったの?」
「日本の神様はどんな?」
「祖母です」
「友だちです!」
「旅行で来たの?」
質問攻めです(^^
できうるかぎり丁寧に説明しました。
私なりに・・・
みんな積極的で、明るく愉快な人ばかり。
写真は無理だろうと思っていたけど、ジュエルが
「もちろんいいわよ♪」
と、言ったので、パチリ。
ジュエルと親戚の女の子。
アーミッシュの子供って、かわいい~~。
とはいっても、この子はまだ正式な教徒ではありません。
アーミッシュは幼児洗礼を認めていないので、
大人になってはじめて、この道を行くのか、
それとも、他の世界で生きるのかを 自分自身で決める のです。
18歳~19歳頃の2年間は親元を離れて暮らすことが求められ、
外の世界を学ぶこととなっています。
昔は学問をやりすぎると傲慢になり、
謙虚さを失う・・・として、
義務教育以外は禁止されていたそうですが、
今では大学進学も増えているそうです。
もうすぐ20歳のジュエルは既に自分でこの道を選んでいるのですね。
質問攻めと握手とハグを楽しく終えた私たち。
いっぱい感じたことはあるけれど、
それはまた今度・・・
これから教会を出て、ジュエルの家に行くのです!
そう、みんなでお食事に招いてもらっているのです♪
教会をあとにして、向かうはアーミッシュのおうち♪
みんなどんどん車で帰っていきますね。
前は遅刻してきたテレサの車。
美味しいものだけは逃しません(@@
牧場をすぎて・・・・
野原なのか何なのか・・・
こんな、ひなびたところに・・・
どんどん深入りしていく私たち。
いいのかしら?
いいのです~~(^ 0 ^)/
日本人アーミッシュ、ヒロミさんと奥様もいっしょです!
恐れるな、ワタシ~~~♪
つづく・・・
おまけ
おすすめ
「かしこみじゃらし」
神主さんの振るやつ(おおぬさ)みたいな音がして、
「かしこみ~」って言いたくなる・・・と言ったら
マミィさんが命名してくれました~(^^)/
みこちゃん、どうですか?
・・・・。
無反応(涙)
・・・・・。
鳥関係は今、ご法度なのかしら?
この卵を警備中だから?
写真は4日前のもの。
今は4コほど産んでいるはずです♪
以下追記
ご報告
昨日、緊急里親募集のお願いをした件のご報告
捨てられていた猫ちゃんたちを世話しておられた方(Aさん)が、
急遽引越すことになり、
置いていかれる猫ちゃんたちの保護先を探しておられました。
Aさんの話では、今の家に新しく入居される方(Tさん)が猫好きで、
お世話をして下さる約束になっている・・・という話。
それって、大丈夫?ってことでしたが・・・
記事の大もと、のんちゃんさんがTさんとお話になったところ、
猫好きの、とてもいい方でだったそうです。
とりあえず、緊急性はなくなりました。
ありがとうございました。
ひょっとしたら取り越し苦労なんじゃないかなぁ・・・と、
内心「期待」していた私としては大変嬉しいです♪
なんでもちゃんと話してみないとわかんないですよね!